自我の危機/Identity Crisis
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ソーサリー プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの手札と墓地にあるすべてのカードを追放する。 というのはまあ、ほぼ関係ありませんが。 先週ちょいとやらかして、PCをクリーンインストールするはめになったんですが、当然執筆周りの環境も消えてしまいまして(テキストデータなんかは何重にもバックアップ取ってるので無傷)。そんな中、ふとネタを思いついて、どうやって書いたものかと考えてみたら、e-Penというものがあったなと。 非公開で保存しておけば、端末を選ばずに更新も出来る! 便利! クラウド時代の新アイテム! って感じで、先日来ポチポチ打ってました。 それで気付いたんですけど、これ、非公開でも公開中シリーズの中に作ると新着に更新情報が出るんですな。そうでなくとも上書き保存する度に、ランキング上にある最終更新日が変わっていく。秘密にしておきたいから非公開なのに、微妙に漏れてる。 に手の届かない仕様。手軽で便利ではあるんだけれど。 あと使ってて不便に感じたのは、まず一点、上書き保存するためにいちいちe-Pen閉じなきゃいけない。デジタルデータをいじる者なら、保存なんていくらでもしときたいところですが、これは頂けない。 もう一点。これは仕様なのか、こちらの環境のせいなのか不明ですが。いったん保存済みの小説を、再度書き直そうとすると、折り返しのある行の文字を消すと、折り返し地点がそのままに字詰めがされる。 試し書きなので中身も折り返し字数も適当に 打ってますあしからず。 仮にこういう文章があった場合、「試し書きなので」を削除すると、 中身も折り返し字数も適当に 打ってますあしからず。 このように表示される。ただし、内部的には「適当に」の直後に折り返しがある処理がされてるようで、この表示のまま保存しても変な改行は起こらず、正しく処理されます。
そしていざ公開してみたら、新着情報には出ず、作成日のままという。微妙にかゆいところ
* 毎度タイトルにはオチに直結するネタを仕込んでますが、今回はちょっと難解すぎるので最後に括弧書きで意味を添えておきました。 「テセウスの船」とは哲学的パラドックスの一つで、かいつまんで説明すると、 長年に渡って老朽化した船のパーツを取り替えて使えるように維持してきた。取り替えられた古いパーツを寄せ集めるともう一隻の同じ船が出来上がった。 果たして元々存在した船と言えるのはどちらか? という話。存在を規定するのは「船」と認識されていた方か、元々「船」を構成していた部品の方か。 ここから出発して出来たショートショートなんで、サブタイトルはテセウスの英語表記である「Theseus」にするつもりでした。が、そこでうっかりテセウスのギリシャ語表記が「Θησεύς」であることを知ってしまい、凝り性発動。 「Θησεύςええやん! サブタイトルをギリシャ語にしたろ!」 結果、Google翻訳を駆使しながら調べに調べて「Το Πάραδοξο του πλοίου του Θησέα」が「テセウスの船のパラドックス」を意味するところまで行き着きました。すると今度は別の問題が立ち上がって、それというのはつまり、「Το Πάραδοξο του πλοίου του Θησέα」って大学でギリシャ語でも専攻してない限り、誰一人わかるわけねえという。 拙作には「Преступление и наказание」というロシア語キリル文字のサブタイトルがすでにありますけども、こっちはGoogle検索に放り込むと一発で日本語タイトルがわかります。 「Το Πάραδοξο του πλοίου του Θησέα」は検索窓にぶち込んでもギリシャ文字の検索結果しか出ないという致命的な致命傷が。まあそこから翻訳にかければわかるんですが、さすがにそこまでするのは駄目だろうと。 一手間はいい、だが二手間はいかん、ということで最後に括弧書きを添えることにしました。 それと年始というか年末に投稿した『建国記念日/The "A" of ABC』もブログの解説読まないとやっぱりわからん、と思ったので少しばかり補足しました。 |