作家生活オンライン > yokosaのブログ
「地獄で会おうぜ、ベイビー」(T-800『ターミネーター2』1991)

 という訳が戸田奈津子の意訳だということを知ったのはつい先日のことです。ていうか、副題にしようと思って調べた時に知った。
 おのれ、なっち!

 今年最後の更新がこんな内容とか、どんだけ悲しみ背負ってるんだよ。
 いや、別にクリスマスに当てこすって考えたわけじゃないんだけどね。先週の金曜、駅からの帰り道にふと、
「今年もクリスマスはジングル・ベルって感じじゃなかったなぁ……シングル・ヘル? ありがちだなぁ。でもシングル・ヘルってどんなんだろう。独居地獄? シングル……」
 みたいな感じで考えた。やっぱりクリスマスじゃねーか!

 主人公の名前なんだけど、えんどうしげるさんです。滋を音読みするとジ。
 えんどう・じ。
 じ・えんどう。
 ジ・エンド。
 なんつってなんつって。

 そんで書き上げてから気付いたけど、荒木飛呂彦の『死刑執行中脱獄進行中』の影響受けまくってんなこれ。
 ではよいお年を。
14.12.31 21:48 コメント(0)
 多相/Changeling(このカードは、常にすべてのクリーチャー・タイプである。)

 つまり此度更新した「とりかへばや/Changeling」は常に全てのジャンルである? ファンタジーでホラーでバラエティでSFでラヴコメ……うん、まあ、ファンタジーでホラーではあるか。もしかしたらメルヒェンも。
 実際、投稿前にはホラーにすべきか迷ったが、一応最初っからファンタジーで考えてたからそのまま通した。
 ショートショート集と銘打ちながらまだスッカスカで、とにかく多数のジャンルを投稿してお茶を濁そうという魂胆だった。が、気付いたらもう十一月終わるやん、俺今月なんも書いてないやん、という有様。そこで急遽仕立て上げたのがこれ。
 当初はファンタジーと言えばとりあえずドラゴン! と竜が出てくる話を練っていたが、ていうかもうプロット出来てるんだけど、大した話でもない割りに妙に込み入ってて、後からぼんやり考えてた本作が先に出来上がった。なんとも締まらん。

 今作は思春期にありがちな親への懐疑(懐疑っていうか事実だったけど)を軸に、ヨーロッパの民間伝承にある取り替え子/チェンジリングを織り込み、クトゥルー風味インスマス面仕立てをエッセンスに加えた。
 また本作は「家族から阻害された自分」と「仲間を阻害した自分」という二重構造になっている。いきなり化け物目の当たりしたら仕方ないとはいえ、自分がされてつらかったことを一瞬でやり返すのは人間のサガか。人間と言えば、ジュリエットが何か示唆的な発言をしてるけど、実際どうなんだろうね?
 クトゥルーはともかく、誰でも子どものころに一度は「自分は拾われっ子なんじゃないか」と思ったことがあると思う。取り替え子も視点は違えど(こっちは親視点よね。こんな子のはずがない、みたいな)フォーカス当たってる部分は同じだから、俺の脳内でシナプスが繋がって、組み合わせたら面白いんじゃないかと思ってやってみた。
 インスマス面については特段言うことはない。まんまだし。一つだけ言うと、俺、どうも慣習的に地名だとインスマウスって言いたくなる。インスマス面はインスマスなんだけど。たぶん、初めて読んだのが「インスマウスを覆う影」だったせいだと思う。『ラヴクラフト全集』だったかな。

続きを読む

14.12.01 21:56 コメント(0)

2件中 12 件表示